慰霊と平和願う夏の風物詩 隅田川で灯籠流し

AI要約

東京隅田川で行われた夏の風物詩「隅田川とうろう流し」は、関東大震災や東京大空襲で亡くなった人々の霊を弔う伝統行事であり、参加者は願いや祈りを込めて灯籠を川に流す。

灯籠には様々な言葉や絵が書かれ、参加者は祖先への思いや平和への祈りなど、それぞれの思いを表現している。

約5000個の灯籠が祈りと共に川に流され、隅田川は幻想的な雰囲気に包まれた。

慰霊と平和願う夏の風物詩 隅田川で灯籠流し

 東京隅田川では、10日、毎年恒例の夏の風物詩「隅田川とうろう流し」が行われました。

 川面に浮かぶ灯籠の幻想的で柔らかな光。毎年8月に行われている「隅田川とうろう流し」は、関東大震災や東京大空襲などで亡くなった多くの人々の霊を弔うために、終戦の翌年の1946年に始まった伝統行事です。

 灯籠には、願いの言葉や絵などが書かれ、参加した人たちはそれぞれの思いを込めて、灯籠を川に流していました。

「祖先への思い、先祖への思いっていうものが皆さん、おありだと思いますし、さらにいろいろな災害に加えて、平和への祈り、皆さん思い思いの願いをですね、灯籠に書いて流してると思います」(浅草観光連盟・広報飯島さん)

 約5000個の灯籠が祈りとともに川に流され、橙色の光がゆらゆらと水面に揺らめき、隅田川は幻想的な雰囲気に包まれました。(ANNニュース)