角田大河騎手死去、関係者が明かす無念 競馬場内への“自動車乗り込み事件”後に見せていた「一人では立てないほどの落ち込み」

AI要約

角田大河騎手が自動車で競馬場に侵入し、処分を受けることになっていた矢先に亡くなった。家族は競馬一家で、将来を嘱望されていたが、違反行為が相次ぎ処分を受けていた。

角田騎手の死因に関しては遺族の意向により詳細が明らかにされていない。事件の重大さに気付いた後に一人では立てないほどショックを受けていたとされる。

多くの関係者が角田騎手の早すぎる死を惜しんでおり、彼の今後の活躍を期待していたという。

角田大河騎手死去、関係者が明かす無念 競馬場内への“自動車乗り込み事件”後に見せていた「一人では立てないほどの落ち込み」

 8月10日、JRAは角田大河騎手が亡くなったことを発表した。角田騎手は1日、函館競馬場に自動車で乗り込み、芝コースの一部を破損させたとして2日の午前10時から函館競馬場でJRAからの事情聴取を受けていた。その後、処分を決める裁定委員会に送付される旨を本人に通知したが、連絡が取れなくなっていたという。

「本人は1日にあった『道新花火大会』の見物のために侵入したと話していたそうです。同席者もいたようですが、2日には本人で間違いがないかどうか、ビデオを立ち合いのもと確認したようです。角田騎手は素直に認めたため、正式な処分が決まるまで、騎乗停止となっていました。

 しかし、自動車で競馬場に乗り込むという行為は、前代未聞のことだけに、騎手免許の停止ではなく、取り消しまであると伝えられたそうです」(スポーツ紙記者)

 角田騎手は元騎手の角田晃一調教手を実父に、兄に大和騎手を持つ競馬一家。石橋守厩舎所属で2023年3月に初騎乗から2連勝という華々しいデビューを飾った。同年と翌年に36勝を挙げ、2年目の毎日杯で重賞初勝利。2024年はここまでに18勝と今後の活躍も期待されていたホープだ。

「角田騎手は、昨年も携帯電話を使用禁止区域で所持していたことを発見され、30日間の騎乗停止処分を受けました。JRAでは当日に飲酒運転をしていた可能性も指摘されていて、もしもそれが事実なら、かなり重い処分にせざるを得ないという判断でした」(JRA関係者)

 その後の角田騎手の動向について、「デイリー新潮」は8月7日、「電車と接触事故を起こしたのではないか」という情報が関係者の間で流れていると報じている。しかし、JRAは同誌の取材に対し「承知しておりません」と回答していた。

 今回の訃報にあたり、亡くなった場所などの詳細については遺族の意向により差し控えられている。

「確かに、そのような情報が関係者の間に出回っていたのは事実です。いずれにせよ、角田騎手は自動車での乗り込み事件について事情聴取を受けたあと、ことの重大さに気が付いたのが、一人では立てないほどの落ち込みようだったそうです。

 多くの関係者は、同事件を反省したうえで、まだまだ活躍して欲しい願っていたので、本当に残念ですし、無念です」(JRA関係者)

 あまりにも早すぎる死だ。