原爆被害の実相、体験記集を公開 NPO法人と被団協

AI要約

原爆被害の実相を未来に伝えるため、NPO法人と被団協が被爆者の体験記を公開している。

被爆者が書き残した体験から原爆の影響を知り、核兵器廃絶に向けて呼びかけている。

全国から収集された23冊の体験記集の一部が5日にホームページで公開された。

 原爆被害の実相を未来につなごうと、NPO法人「ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会」と日本原水爆被害者団体協議会(被団協)が、全国から収集した被爆者の体験記集の一部をホームページ上で公開している。「被爆者が苦痛をこらえて書き残した体験から、原爆が人間に何をもたらしたかを知り、核なき世界に向けて手を携えてほしい」としている。

 「継承する会」と被団協は、各地の被爆者の会が刊行した体験記集を計400点以上収蔵。このうち青森から鹿児島まで17都府県の23冊を、5日に公開した。多くが私家版で、部数も限られたものだという。