紀伊半島南部で「くろしお」運休に、東海道新幹線は徐行 南海トラフ「巨大地震注意」発表で

AI要約

宮崎県沖の日向灘を震源とする最大震度6弱の地震が発生し、気象庁が南海トラフでの「巨大地震注意」情報を発表した。

JR各社は列車の運転に関して注意を呼びかけ、運転取りやめや徐行運転の措置を取ると発表。

JR西日本とJR東海ではそれぞれの路線で対応策を実施し、影響が出ている。

紀伊半島南部で「くろしお」運休に、東海道新幹線は徐行 南海トラフ「巨大地震注意」発表で

宮崎県沖の日向灘を震源とする最大震度6弱の地震が8日夕に発生し、気象庁が南海トラフでの「巨大地震注意」情報を発表したことを受け、JR各社は同日、強い揺れや被害が想定されるエリアでの列車の運転を取りやめたり、徐行して運転させたりする措置を取ると発表した。

JR西日本は、紀伊半島南部の太平洋沿岸を通る紀勢線御坊―新宮間で当面の間、「くろしお」をはじめとする特急列車の運転を取りやめ、普通列車は徐行運転を行う。担当者は「再開の目途は立っていない。当面は地震の影響を見ながらの運転になる」と説明。この日も徐行運転の関係でダイヤが乱れた。

JR東海では東海道新幹線三島駅―三河安城駅間において今後1週間、通常よりも速度を落として列車を運行させる。この影響で少なくとも10分以上の遅れが見込まれるという。