南海トラフ臨時情報「巨大地震注意」発表…注意点は?

AI要約

日向灘を震源とする強い地震が発生し、南海トラフ巨大地震の可能性が高まっている。

国は新たな大規模地震に備えて、地震への準備を再確認するよう呼びかけている。

臨時情報は地震予知ではなく、地震への備えに意識を高めるためのものである。

8日午後4時43分ごろ、日向灘を震源とする地震が発生し、宮崎県で最大震度6弱の強い揺れを観測しました。この地震を受けて、気象庁は専門家による評価検討会を開き、南海トラフ巨大地震との関連を調査した結果、平常時と比べて新たな大規模地震の発生の可能性が高まっているとして「臨時情報 巨大地震注意」を発表しています。

■臨時情報「巨大地震注意」が出たら

国によりますと、最初の地震の発生から少なくとも1週間は新たな大規模地震に備えて、日頃からの地震への備えを再確認し、もし、地震が発生した場合はすぐに避難できるよう準備をしておく必要があるとしています。

国は、新たな地震に備え安全な場所に避難をしておく「事前避難」は求めていません。

必要な場合は自主避難をするほか、自治体などからの呼びかけに応じた防災対応をとってほしいとしています。

■地震から1週間経過

大規模地震の発生の可能性がなくなったわけではないことに留意しつつ、強い揺れや津波に注意しながら通常の生活を送るよう、国は呼びかけています。

■臨時情報は地震予知ではない

臨時情報は、大規模地震が必ず発生するということを知らせる情報ではありません。しかし、地震はいつどこで起きてもおかしくありません。臨時情報が発表されたことをきっかけに、いつもより地震への備えに対して意識を高めることが重要です。