宮崎県南部で震度6弱の地震発生 SNSでも不安広がる「南海トラフ地震臨時情報」とは

AI要約

宮崎県南部で震度6弱の地震が発生し、地震の規模はマグニチュード7.1と推定される。臨時情報が発表され、南海トラフ巨大地震との関連調査が始まった。

気象庁は高知、愛媛、大分、宮崎、鹿児島の各県に津波注意報を出し、SNSでは地震関連のワードがトレンド入りし、不安の声が広がった。

南海トラフ地震臨時情報は南海トラフ沿いで異常な現象や地震発生の可能性が高まった場合に出される情報で、防災対応が求められる。

宮崎県南部で震度6弱の地震発生 SNSでも不安広がる「南海トラフ地震臨時情報」とは

 8日午後4時43分ごろ、宮崎県南部で震度6弱の地震が発生した。気象庁によると、震源地は日向灘で、震源の深さは約30キロ。地震の規模はマグニチュード(M)7・1と推定される。

 気象庁は宮崎県で臨時情報を発表し、南海トラフ巨大地震との関連について調査を始めたと明らかにした。臨時情報を発表するのは、2017年11月の運用開始以来初めて。

 気象庁は震度6弱の地震と南海トラフ地震との関連調査のため、有識者で構成する評価検討会を臨時開催すると発表した。

 気象庁は高知、愛媛、大分、宮崎、鹿児島の各県に津波注意報を出した。

 これに伴い、SNSでも「南海トラフ」など地震関連のワードがトレンドに並び、心配や不安の投稿が次々に上がった。

 「南海トラフ地震臨時情報」とは何か。

 内閣府の防災情報のページによると、南海トラフ沿いで異常な現象を観測された場合や地震発生の可能性が相対的に高まっていると評価された場合等に、気象庁から発表される情報。情報名の後にキーワードが付記され「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」等の形で情報発表される。

 気象庁において、マグニチュード6.8以上の地震等の異常な現象を観測した後、5~30分後に南海トラフ地震臨時情報(調査中)が発表され、その後、「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」の臨時会合における調査結果を受けて、該当するキーワードを付した臨時情報が発表される。

 「政府や自治体から、キーワードに応じた防災対応が呼びかけられるますので、呼びかけの内容に応じた防災対応をとってください」としている。