「議員辞職が当然」岩手の達増拓也知事、秘書給与詐取疑いの広瀬めぐみ参院議員を批判

AI要約

岩手県の達増拓也知事は、秘書給与を巡る詐欺事件で離党した広瀬めぐみ参院議員に対し、法に反する行為ならば議員辞職するべきだと述べた。

達増知事と広瀬議員は2年前の選挙で対立し、広瀬議員が自民党に勝利した経緯があることから、達増知事は離党をおかしいと考えている。

達増知事は自民党との関係を強調し、離党は適切でないとの意見を述べた。

「議員辞職が当然」岩手の達増拓也知事、秘書給与詐取疑いの広瀬めぐみ参院議員を批判

岩手県の達増拓也知事は8日の記者会見で、秘書給与を巡る詐欺事件で東京地検特捜部の強制捜査を受けた広瀬めぐみ参院議員(58)=岩手選挙区、自民党を離党=について、「東京地検特捜部が岩手県内の関係する所の立ち入り捜索を行うことはかなり深刻な事態」という認識を示した上で、「法に反する詐欺をしてしまったということであれば、反省し謝罪し議員辞職するのが当然だ」と述べた。

達増知事にとって広瀬参院議員は2年前の参院選岩手選挙区(定員1)で苦杯をなめさせられた宿敵。この選挙で達増知事は自らの政策秘書を務めた現職の木戸口英司氏を全面的支援、二人三脚で再選を目指したが、広瀬氏に敗れて自民党に30年ぶりの議席奪還を許した経緯がある。

会見で達増知事は「2年前の選挙やその後の広瀬議員の政治活動を考えますと、自民党に全面的に支えられ、自民とともに歩んできている。説明に関しても自民党が一緒に説明するのが適当ではないか。離党はおかしいなと思っている」とも付け加えた。