自民党裏金事件で石川知事らに告発状 政治資金規正法違反容疑

AI要約

自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、馳浩知事と関係する政治団体の会計責任者ら2人が政治資金規正法違反容疑で告発状を提出された。

告発によると、馳氏が代表者を務めた支部がキックバックとして寄付金を受領し、報告書作成の際に虚偽記入をしていたとされる。

県はこの件についてコメントを差し控えている。

自民党裏金事件で石川知事らに告発状 政治資金規正法違反容疑

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、同党衆院議員だった石川県の馳浩知事と、関連する政治団体の会計責任者ら2人について、神戸学院大の上脇博之教授が政治資金規正法違反容疑で東京地検に2日付で告発状を提出した。

 告発状によると、馳氏が代表者を務めた「自由民主党石川県第一選挙区支部」と「自由民主党石川県衆議院支部」は2019~22年、清和政策研究会(安倍派)からキックバックとして寄付金計719万円を受領したが、収支報告書作成の際にその受領の明細を記載せず、寄付金の合計額などを虚偽記入し、石川県選挙管理委員会に提出したとされる。

 告発について、報道各社は県を通じて馳氏の見解を求めたが、県は「内容について承知していないのでコメントを出す予定はない」と回答した。【深尾昭寛】