8日も首都圏を中心に「ゲリラ豪雨」に警戒　台風5号が小笠原諸島近海を北上

今日8日も東北や関東は大気の非常に不安定な状態が続きます。雷を伴った非常に激しい雨が降り、警報級の大雨となる所があるでしょう。低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、土砂災害、落雷や竜巻などの激しい突風に警戒・注意してください。落雷による停電のおそれも。

連日、ゲリラ豪雨が発生しています。

昨日7日も東北南部や関東甲信を中心に雷雲が所々で発達し、福島県や群馬県、埼玉県、山梨県で猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が発表されました。落雷により停電も発生。大雨の影響で、列車の運転見合わせなど、首都圏の交通機関に影響もでました。

今日8日も上空の寒気や台風5号周辺の湿った空気が流れ込む影響で、北日本や東日本を中心に大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。発雷確率も高くなっています。

東北や関東甲信は晴れ間はでますが、昼頃からあちらこちらで雨雲や雷雲が発達するでしょう。雷を伴って非常に激しい雨が降り、警報級の大雨となる所がありそうです。予想される1時間降水量は多い所で50ミリです。低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、土砂災害に警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。落雷による停電にもご注意ください。

北海道は雲が多く、東部を中心に雨が降るでしょう。雷を伴って非常に激しい雨の降ることもありそうです。東海から九州は強い日差しが照り付けますが、山沿いを中心に急な雷雨や激しい雨にご注意ください。沖縄は熱帯低気圧の影響で、宮古島や石垣島など先島諸島で激しい雨の降る所があるでしょう。

今日8日午前3時、父島の南で台風5号が発生しました。

台風5号が接近している小笠原諸島は今日8日夕方まで雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。午前中を中心に強い風も吹く見込みです。今日8日は土砂災害や強風、うねりを伴った高波、落雷、突風に注意・警戒してください。

ゲリラ豪雨(局地的な大雨)に遭遇したら、次の3つのことを心がけてください。

に入りましょう。発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨だけでなく、落雷や竜巻などの突風をもたらすこともあります。屋外にいる場合は、すぐに頑丈な建物に入り、2階

①頑丈な建物以上の、窓から離れた所へ避難しましょう。

②最新の気象情報を確認しましょう。ゲリラ豪雨は、ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというのが、特徴です。雨雲レーダーをチェックすると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。

③地下施設・水辺から離れましょう。ゲリラ豪雨が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。地下施設にいる場合は、できるだけ早く、地上の高い所へ移動してください。また、雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街を避けましょう。橋の下も、川が急に増水する恐れがありますので、絶対に避けてください。

大雨により停電が発生する可能性があります。

停電が発生すると、エアコンや扇風機が使えなくなり、室内の気温や湿度が急上昇して、熱中症のリスクが高まります。事前に、冷やしたペットボトル入りの水や麦茶、スポーツ飲料、冷却グッズ(ネッククーラーや保冷剤など)を用意しておくとよいでしょう。クーラーボックスやうちわ、携帯型扇風機もあると役立ちます。衣服は通気性の良い素材や、速乾性に優れた素材のものを選びましょう。

停電になった際は、薄着になってこまめに水分を摂取しつつ、保冷剤や氷、水でぬらしたタオルなどで体を冷やして、体温の上昇を抑え、熱中症を防いでください。