元々は“似せたオリジナル香水”として販売も…在庫を抱え「シャネル」と偽り代金詐取か 偽造レシピを押収

AI要約

高級ブランド「シャネル」の偽の香水を販売した疑いで逮捕された愛知県瀬戸市の会社社長の男性が、元々オリジナルの香水「MAJICANA」を販売していたが、売れ行きが芳しくなかったため、偽の高級ブランド香水を製造・販売し始めた。

中嶋容疑者は20以上のブランドの偽香水を販売し、12億円の売り上げがあったとされ、警察の調べに対して容疑を認めている。

中嶋容疑者は偽造レシピにMAJICANAと本物香水を混ぜる比率を記した文書を所持しており、逮捕された。

元々は“似せたオリジナル香水”として販売も…在庫を抱え「シャネル」と偽り代金詐取か 偽造レシピを押収

 高級ブランド「シャネル」のニセの香水を販売したなどとして、愛知県瀬戸市にある会社の社長の男が逮捕されました。

 瀬戸市にある香水のオンライン販売会社「ジーラック」の社長・中嶋恒彦容疑者(40)は、今年5月までに、無許可で香水を製造したうえ、『シャネル』の商品と偽って販売し、55歳の女性から代金として1680円をだまし取った疑いが持たれています。

 中嶋容疑者は元々、高級ブランドの香りに似せたオリジナルの香水「MAJICANA」を販売していました。「マジカナ」は「ナカジマ」を逆さに読んだものです。

 シャネルに似せたMAJICANAの香りを比較してみると、本物のシャネルと少し似た匂いはするものの少し薄く、しっかり嗅がないと匂いを感じません。このMAJICANAは思うようには売れず、在庫を抱える事態となりました。

 すると今度は、MAJICANAとしてではなく、シャネルなどの高級ブランドを偽って販売し始めたといいます。

 会社の事務所などから押収された偽造レシピには「5対5」「4対6」と、MAJICANAと本物の香水などを混ぜる比率が細かく記されています。

 中嶋容疑者は、少なくとも20以上のブランドのニセの香水を販売し、12億円ほどを売り上げていたということで、警察の調べに対して容疑を認めています。