偽シャネル香水を製造 販売した疑いで男を逮捕 推定12億円売り上げ 数千万円のフェラーリも所有
愛知県瀬戸市で偽のシャネルの香水を製造・販売し、詐欺容疑で逮捕された中嶋容疑者の事件。
中嶋容疑者は給付金詐取の前科があり、MAJICANAという偽ブランド香水を販売していたが、80種類以上の偽物を制作していたことが判明。
偽ブランド香水の製造により1年間で12億円以上の売り上げを上げ、フェラーリなどの高級品を購入していた疑いも浮上。
フェラーリ購入の原資にもなったのでしょうか。偽のシャネルの香水を製造販売したとして逮捕です。
茶色のビンが何本も置かれた部屋。壁のホワイトボードには「香水」の文字が…ここは偽ブランド香水の密造工場とみられています。
（矢野司記者 ことし5月）
「中嶋容疑者を乗せた車が瀬戸警察署に入ります」
逮捕されたのは、愛知県瀬戸市の化粧品販売会社社長 中嶋恒彦容疑者40歳です。
警察によりますと、中嶋容疑者は共犯者とともに、ことし4月から5月にかけて、瀬戸市の会社で偽のシャネルの香水を製造。大手通販サイトで名古屋市の女性（55）に1680円で販売した詐欺などの疑いがもたれています。調べに対し中嶋容疑者は容疑を認めているということです。
新型コロナの国の給付金を騙し取るなどした疑いで、すでに逮捕、起訴されている中嶋容疑者。「中嶋」を逆から読んだMAJICANA（マジカナ）という香水を販売していましたが、高級ブランドの香水にこのMAJICANAやエタノールを混ぜるなどして、80種類以上の偽物を作り、複数の通販サイトで販売していたとみられています。
去年3月から1年間の売り上げは推定12億円。5月の警察の捜索では、数千万円のフェラーリなど羽振りの良さがうかがえるものも。
MAJICANAが売れなかったことから、偽ブランドの香水作りに手を出したとみられていて、警察は従業員からも話を聞くなどして全容解明を進めています。
