陸上 上山紘輝(25)泣きながら走った過去も… 両親はオリンピック出場について「予想外だった」【パリ五輪】

AI要約

2023年10月、アジア大会で優勝した上山選手がパリオリンピック出場を目指す決意を固める。

2024年、上山選手は日本選手権で200mと4×100mリレーで代表入りを果たす。

オリンピック出場に向けて国内外を飛び回り、各レースで成績を残し、目標に向かって頑張る姿勢を見せる。

陸上 上山紘輝(25)泣きながら走った過去も… 両親はオリンピック出場について「予想外だった」【パリ五輪】

三重県松阪市出身、陸上男子200mの上山紘輝選手が夢のパリオリンピック™出場!新たなオリンピアン誕生までを追いかけました。

2023年10月のアジア大会で、上山選手は陸上男子200mで優勝。CBCテレビの「チャント!」に出演した際には、新たな目標を宣言しました。

(上山紘輝選手 2023年10月)

「パリオリンピック出場です」

迎えた2024年。勝負のオリンピックイヤーです。新年は1月3日から地元のメンバーと砂浜練習。

■絵馬にはもちろん「パリオリンピック出場」の文字

初詣をした上山選手。絵馬に書いた言葉はもちろん「オリンピック出場」。

春先には沖縄県で約1か月間の合宿。

リオオリンピックの“銀メダリスト”ケンブリッジ飛鳥選手からは、大きな刺激を受けました。

「五輪出場」の4文字だけを見つめ挑んだ今シーズン。初戦は地元・三重県でのレースでした。

■“勝ち取る気” 国内外を飛び回りレースに出場

(上山選手)

「(五輪の切符を)勝ち取る自信というか、勝ち取る気でいるので、強い気持ちをもって、残り2~3か月勝負して6月末の日本選手権に乗り込みたいです」

その後は国内外を飛び回り、ハードスケジュールをこなしながら様々なレースに出場。

(上山選手)

「パリで個人種目を走るのは一つの目標でもあるし、リレーでも個人でもどんな形でも出場したい。オリンピックという目標に向けて、今年はまず日本選手権まで頑張りたいと思います」

6月末。新潟で行われた日本選手権。この大会が、パリオリンピック出場へ最も重要な選考会となります。

予選を全体の2位で通過し、運命の決勝へ。その結果は…

■「誰しもが知っている大会。そこで活躍するのが目標。

決勝のタイムは20秒57。2位でゴールした上山選手。

ワールドランキングで既定の条件をクリアし、200mと4×100mリレーで代表入りを果たしました!

(上山選手)

「優勝を目指していたので、悔しいですけど、オリンピックにつながるレースが出来て良かったです。どの競技でも、やっていたら目標にするものだと思いますし、誰しもが知っている大会なので、そこで活躍するのが目標。楽しんでやりたいなと思います」