比叡山延暦寺で世界平和祈る集い 宗教家ら420人、黙とう

AI要約

天台宗総本山の比叡山延暦寺で行われた「世界平和祈りの集い」に約420人が参加し、平和と紛争解決を祈る黙とうが行われた。

毎年開催されるこのイベントは、比叡山宗教サミットを記念したもので、宗教家らが一堂に会して世界の平和を祈る場となっている。

大樹孝啓天台座主は、気候変動や武力紛争の早期解決を祈りながら、集まった人々と共に静かに黙とうを捧げた。

 天台宗総本山の比叡山延暦寺(大津市)で4日、仏教やキリスト教、イスラム教など国内の宗教家らによる「世界平和祈りの集い」が開かれた。参加した約420人が「平和の鐘」の音が響く中、紛争や異常気象などの解決を祈りながら黙とうした。

 1987年に世界の宗教指導者を集めて開かれた「比叡山宗教サミット」を記念した行事で、毎年開催。黙とう後、大樹孝啓天台座主(100)は「気候変動に伴う大規模な自然災害や、多くの武力紛争が一刻も早く復興や和解に向かうことを強く祈り続ける」と語った。

 集いの様子は動画投稿サイト「ユーチューブ」でも配信された。