泉北ニュータウンで電動サイクル貸し出し 利用料金は15分200円、歩道走行も可 堺市

AI要約

堺市は、泉北ニュータウンで電動サイクルシェアの実証事業を開始した。

サービスは特定小型原動機付自転車を使用し、16歳以上で運転可能。

実証実験は令和8年3月末までで、アプリでの予約が必要。

泉北ニュータウンで電動サイクル貸し出し 利用料金は15分200円、歩道走行も可 堺市

堺市は、泉北ニュータウン(同市南区)での利便性を高めるため、電動サイクルシェアの実証事業を始めた。泉北高速鉄道泉ケ丘駅など18カ所にステーションを設置し、貸し出しを行う。

モビリティシェア事業を展開する企業「OpenStreet(オープンストリート)」(東京)と市が連携した。

電動サイクルは令和5年夏の道交法改正で利用可能となった「特定小型原動機付自転車」。自転車のようにペダルをこぐのではなく、ハンドルのスロットル操作で最高時速20キロで車道を走行できる。また、モードを切り替えると、最高時速6キロの特例特定小型原動機付自転車と扱われるようになり、歩道も走ることができる。運転免許は不要だが、16歳以上でヘルメットの着用は努力義務。

堺市は、まち開きから半世紀以上となる泉北ニュータウンでICT(情報通信技術)などの先端技術を活用して住民生活の利便性向上を目指す「スマートシティ」の取り組みを進めている。永藤英機市長は「安全運転で、新しいモビリティを体験してもらいたい」としている。

実証実験は令和8年3月末まで。利用料金は15分200円(12時間最大4千円)。「HELLO CYCLING(ハローサイクリング)」アプリでの予約などが必要。