京都のプールで水底に釣り針、男児負傷 計29本見つかる
京都府亀岡市の亀岡運動公園プールで遊んでいた男児が水底にあった釣り針で足を負傷する事故が発生し、プール内で計28本の釣り針が見つかった。
市は安全性が確認されたため、プールを再開することを決定した。
事故を受け、市と管理者は再点検を行い、今後は安全確認を徹底するとしている。
京都府亀岡市は、亀岡運動公園プール(かめプー)で遊んでいた男児(8)が水底にあった釣り針で足を負傷する事故があり、プールを閉鎖して点検したところ、ほかに28本の釣り針が見つかったと発表した。釣り堀として営業していた時期に使用したものとみられる。市は安全性が確認できたとして、3日午前10時から営業を再開する。
市によると、事故は7月30日午後2時ごろに起きた。変形プールで遊んでいた男児が落ちていた釣り針(長さ約2センチ)を踏み、右足の指を負傷した。
プールは営業期間外の秋~春に釣り堀として使われていた。プール営業に戻す際に指定管理者の「亀岡市パークコモンズ」が点検したというが、見落とした可能性がある。
事故を受け、市と亀岡市パークコモンズはプールを閉鎖した上で水を抜き、再点検した。その結果、水底や側溝、タイルの目地などから計28本の釣り針が見つかった。
亀岡市パークコモンズの担当者は「安全性が確認されたので再開することにした。これまで以上に安全確認を徹底する」とした。