デブリ取り出しへ、研究炉再開 福島第1原発事故受け改造 原子力機構

AI要約

日本原子力研究開発機構(JAEA)は、茨城県東海村の研究施設で研究炉「STACY」の運転を再開したことを発表した。

STACYは福島第1原発事故での核燃料取り出し研究のために改造され、14年ぶりの運転再開となった。

STACYは1995年から使用済み核燃料の再利用研究に使用されており、福島第1原発事故後にデブリ研究が可能となるよう改造された。

 日本原子力研究開発機構(JAEA)は2日、茨城県東海村の研究施設で、研究炉「STACY」の運転を開始したと発表した。

 東京電力福島第1原発事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)を安全に取り出す研究を進めるために改造。約14年ぶりの運転再開となった。

 1995年に運転を開始したSTACYは、2010年まで使用済み核燃料の再利用に関する研究で使用されていた。福島第1原発事故後はデブリの研究に使えるよう改造。昨年12月に完成した。