パリ五輪選手への誹謗中傷「許されない」 文科相が言及

AI要約

パリ五輪に出場する選手がSNS上で誹謗中傷を受けている問題について、文部科学相が発言。SNSの匿名性が問題となり、選手をサポートするメッセージの大切さを呼びかけ。

陸上競歩選手が誹謗中傷の被害を訴え、日本選手団がマナーを守った投稿を呼びかける声明を出した状況。

パリ五輪選手への誹謗中傷「許されない」 文科相が言及

 パリ五輪に出場している選手らにSNSなどを通じた誹謗(ひぼう)中傷が相次いでいることを受け、盛山正仁文部科学相は2日の記者会見で「他人を誹謗中傷するという行為自体許されない」とし、応援する側が発信に気をつけるよう呼びかけた。

 盛山文科相は、SNSは匿名での発信が可能で、その分、非難しやすくなるとして「残念、悲しいことだ」と指摘。「(応援の際には)心を傷つけるということではなく、選手の心を支えるような言葉を発信していただきたい」と述べた。

 パリ五輪をめぐっては、個人種目を欠場した陸上競歩の選手がSNSで誹謗中傷の被害にあったことを自身のSNSで訴えている。日本選手団は1日、マナーを守った投稿を呼びかける声明を出した。(山本知佳)