岸田首相 屋外の会見で防弾ついたて設置 トランプ氏銃撃受け

AI要約

岸田文雄首相が三重県内の商業リゾート施設を視察し、要人警護強化の一環として防弾ついたてを設置した。

米国のトランプ前大統領が銃撃された事件を受け、警察庁は要人警護を強化する方針。

首相周辺では屋外イベント時にも防弾ついたての設置が行われることが決定された。

岸田首相 屋外の会見で防弾ついたて設置 トランプ氏銃撃受け

 岸田文雄首相が7月31日に三重県内の商業リゾート施設を視察し、屋外で記者団の取材に応じた際に、首相の前面と側面を囲うような形で防弾仕様の透明なついたてが置かれた。米国のトランプ前大統領が銃撃された事件を受け、警察庁は要人警護の徹底を都道府県警察に指示。国会閉会後、地方視察が増えた首相の警護も強化された。

 トランプ氏が7月13日、屋外での選挙集会中に離れた場所から銃撃を受けたことから、警察庁は要人周辺の警戒や防弾資機材の活用などを指示している。

 首相周辺によると、これを受けて首相が屋外のオープンスペースで話す際などには防弾ついたてを置くことにしたという。

 林芳正官房長官は1日の記者会見で「個別の警護上の措置について答えるのは差し控える」とした上で、「警察において主催者などと引き続き連携しながら、安全の確保に向けた取り組みを進めていく」と述べた。【内田帆ノ佳】