平和の灯に鎮魂の祈り、広島 原爆の日を前に

AI要約

広島市の平和記念公園で31日、原爆の犠牲者を追悼し、核兵器廃絶を祈るイベントが行われた。

参加者は平和の灯から火をとり、ろうそくを持って公園内を行進し、鎮魂の祈りを捧げた。

高校生平和大使や被爆者の証言を通じて、核廃絶の重要性が訴えられた。

平和の灯に鎮魂の祈り、広島 原爆の日を前に

 広島市の平和記念公園で31日、8月6日の原爆の日を前に、原爆犠牲者を追悼し、核兵器廃絶を祈る「ヒロシマ平和の灯のつどい」が開かれた。原爆慰霊碑の前に集まった約130人が「平和の灯」から採火してともしたろうそくを持って公園内を行進し、鎮魂の祈りをささげた。

 市民らでつくる「広島市女性団体連絡会議」が主催し、今年で26回目。採火した高校生平和大使の沖本晃朔さん(16)は慰霊碑に刻まれた「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」という言葉の主語は人類全体だと強調し、核廃絶を訴えた。

 4歳の時に爆心地から3.5キロの地点で被爆した近藤康子さん(83)の証言を聞く会も開催された。