居酒屋チェーンに措置命令 税込み価格と誤認 消費者庁
情報サイトなどで税込み価格であるかのように税抜き価格を表示したとして、消費者庁は30日、居酒屋チェーン「新時代」や「新時代44」を運営する「ファッズ」に景品表示法違反で再発防止などを求める措置命令を出した。
同社は2023年6~12月、105店舗の飲食物について、情報サイトで税込み価格としながら税抜き価格を表示した。
消費税法は税込みの総額表示を義務付けており、同庁は税を正確に明示しないことは不当表示と判断した。
情報サイトなどで税込み価格であるかのように税抜き価格を表示したとして、消費者庁は30日、居酒屋チェーン「新時代」や「新時代44」を運営する「ファッズ」(名古屋市)に景品表示法違反(有利誤認)で再発防止などを求める措置命令を出したと発表した。
29日付。
同庁によると、同社は2023年6~12月、運営する23都道府県105店舗の飲食物について、情報サイト「食べログ」で「税込み価格」としながら税抜き価格を表示した。
20年8月以降には、X(旧ツイッター)で「税抜き」と書かずに税抜き価格を表示した。
消費税法は税込みの総額表示を義務付けており、同庁は税を正確に明示しないことは不当表示と判断した。