解説者「どこまで見通しを立てている?」藤井聡太王位、2時間超えの大長考のまま昼食休憩へ突入 渡辺明九段との第3局は角換わりに/将棋・王位戦七番勝負

AI要約

将棋の伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦七番勝負は、藤井聡太王位と渡辺明九段の激戦となっており、第3局が進行中。両者1勝1敗の展開で、注目が高まっている。

藤井王位は角換わりの戦型で対局を進めており、大長考に入るなど緻密な着手が見られる。持ち時間8時間の2日制対局であるため、時間配分が重要となっている。

解説者も藤井王位の思考に驚きを示しており、局面の行方が注目されている。昼食休憩を挟んで、さらなる熱戦が期待されている。

解説者「どこまで見通しを立てている?」藤井聡太王位、2時間超えの大長考のまま昼食休憩へ突入 渡辺明九段との第3局は角換わりに/将棋・王位戦七番勝負

 将棋の伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦七番勝負は7月30日、徳島県徳島市の「渭水苑」で藤井聡太王位(竜王、名人、王座、棋王、王将、棋聖、22)と挑戦者の渡辺明九段(40)が第3局の対局を行っている。両者1勝1敗で迎えた本局は「角換わり」の戦型に。藤井王位が2時間超えの大長考に沈んだまま、昼食休憩へと突入した。

 藤井王位と渡辺九段の激突となった“真夏の七番勝負”は、第3局が進行中。シリーズは大激闘の末に両者1勝1敗のスコアで推移している。注目の第3局“徳島対局”は、料亭「渭水苑」が舞台。藤井王位は過去に3度対局を行い、全勝を飾っている。

 本局は、藤井王位の先手で「角換わり」の出だしに。後手の渡辺九段がペースを握るべく積極的に局面を動かしに出た一方、藤井王位は31手目に大長考。持ち時間8時間の2日制対局とはいえ、2時間超えの没頭で迫力を見せている。

 この長考に、ABEMAで解説を務める渡辺和史七段(29)は、「どこまで先を見通しているのか…。想像を絶するほど先を見通している可能性がある。悩んでいるだけですごいと思わせることが凄い」とし、「渡辺九段としても、ここで2時間考えられるのは意外だと思う」と驚きの表情を見せていた。角換わりと言えば、藤井王位の得意戦法。大長考からどのような構想を描いているのか、大注目が集まっている。

【昼食の注文】

藤井聡太王位 松花堂弁当

渡辺明九段 鉄火丼(ごはん少なめ)、赤だし、香物

【昼食休憩時の残り持ち時間】

藤井聡太王位 5時間12分(消費2時間48分)

渡辺明九段 7時間38分(消費22分)

(ABEMA/将棋チャンネルより)