40℃続出の灼熱週間スタート 東北はまもなく梅雨明けも雨の二次災害に警戒

AI要約

静岡県や東京都心では歴史的な猛暑日が観測され、熱中症対策が喫緊の課題となっている。

夏の太平洋高気圧が関東以西を支配し、40℃を超える高温が予想されている。

東北では雨量が多く二次災害に備える必要があるが、8月に晴れが続き梅雨明けの見通しが立っている。

40℃続出の灼熱週間スタート 東北はまもなく梅雨明けも雨の二次災害に警戒

きょう29日(月)は朝から気温が高くなっています。

静岡県の浜松では昨夜から30℃を下回らず、

けさにかけて”超熱帯夜”となりました。

このまま今夜まで30℃を下回らなければ

1882年の統計開始以来、史上初めてのこととなります。

また、東京都心もけさまでの最低気温が29.3℃と

11年ぶりの高さになり、

午前9時過ぎには今年最も早く35℃の猛暑日となりました。

朝の散歩や通勤・通学時も熱中症対策が欠かせません。

【最低気温(午前9時まで)】

浜松(静岡)30.3℃

千葉    29.9℃

東京    29.3℃

横浜    29.2℃

神戸    29.2℃

さらにきょう29日(月)は夏の太平洋高気圧の勢力が強く、

関東以西は安定して晴れる見込みです。

ゲリラ雷雨の心配がない一方で

雨が暑さを冷ますこともないため、

昼間はさらに気温が上がり

内陸を中心に焼けるような暑さとなる恐れがあります。

【29日(日)の予想最高気温】

浜松(静岡)41℃

前橋    40℃

熊谷(埼玉)40℃

甲府    40℃

京都    39℃

岡山    39℃

東京    38℃

浜松(静岡)はなんと41℃予想…

また、前橋や熊谷(埼玉)、甲府など40℃予想が続出しています。

これら4つの地点はいずれも過去に一度は

40℃に達したことがありますが、

2018年の熊谷や2020年の浜松がたたき出した

国内の史上最高気温「41.1℃」を超えてもおかしくありません。

目には見えない災害が降りかかっていると思って

最大級の熱中症対策を心がけてください。

そして今週はこの暑さが続き、東日本や西日本では

毎日のように40℃前後まで上がる地点が続出する恐れがあります。

また先週、大雨に見舞われた東北は

土の中に雨水がまだまだ多く含まれていて、

あさって31日(水)まで断続的に雨が降りやすくなるため

弱い雨だったとしても引き続き二次災害に警戒が必要です。

ただ、8月に入ると晴れの日が続き梅雨明けとなる見通しで

今度は暑さとの戦いになりそうです。

決して無理をせず、安全を第一とした復旧作業を

心がけていただければと思います。