関西　今夏の暑さピークへ　土日は京都で38℃予想　8月上旬は記録的な猛暑の恐れも

関西では、今日26日(金)も広く熱中症警戒アラートが発表されています。この週末は、今日よりも気温が上がり、体温超えの暑さとなる所もあるでしょう。8月初めは、過去に例のない暑さとなる可能性も出てきています。これから8月上旬にかけて、この夏の暑さの山場を迎えそうです。体調管理に十分注意し、熱中症に一層の警戒が必要です。

明日26日(土)と27日(日)は、太平洋高気圧の勢力が西日本付近で強まり、夏空が広がるでしょう。日中は強い日差しが照り付け、京都など体温超えの暑さが続く所がありそうです。山沿いを中心に雨や雷雨の可能性があるため、屋外のレジャーは天気の急変に注意が必要です。

その後も、太平洋高気圧に覆われて大体晴れる見込みです。大阪や京都など広く猛暑日が続き、夜間も寝苦しい日が続くでしょう。

高齢の方が住居内で熱中症にかかるケースが多くなっています。屋内では時間を問わずエアコンを使用するなど、涼しい環境にしてお過ごしください。その上で、水分補給を積極的に行い、少しの塩分も摂るようにしましょう。屋外での作業は、こまめに休憩を摂り、無理のないようにしてください。

8月に入っても、太平洋高気圧の勢力は強く、関西では晴れる日が多いでしょう。雨が予想されている日もありますが、天気の大きな崩れにはならない見込みです。大阪でも最高気温が38℃と体温超えの暑さになる日があるでしょう。引き続き、暑さに警戒が必要です。

気象庁は、昨日25日(木)、全国の広範囲に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。

高温に関する早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに発表されます。ちょうど一年で最も暑い時期にあたり、全国的に危険な暑さとなる恐れがあります。

関西では、これから2週間先にかけて、この夏の暑さの山場を迎えそうです。特に、8月の初めは上空にかなり暖かい空気が流れ込むため、これまでに例のない、過去最高気温を記録する可能性もあります。熱中症には厳重な警戒が必要です。

翌日や当日に熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測される場合には、「熱中症警戒アラート」が発表されます。さらに、今年から「過去に例がない危険な暑さ」が予想される時には、「熱中症特別警戒アラート」が発表されます。自分自身だけでは守り切れない危険な暑さになることが想定されるため、周囲の人の命を守るために、熱中症対策を呼びかけあうことが大切です。こうした情報にも十分注意し、発表された際には、日中の不要・不急な外出は控えるなど、暑さに一層の警戒をしてください。