津久井やまゆり園で追悼式 事件から8年、犠牲者19人に祈り捧げる

AI要約

相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害され、職員を含む26人が負傷した事件から8年が経過。

追悼式が催され、元職員らが花を手向け、入所者を代表して登壇した奥津ゆかりさんが感謝と希望の言葉を述べた。

当時の入所者や遺族、元職員ら約90人が参列し、犠牲となった仲間らの思いを偲んだ。

津久井やまゆり園で追悼式 事件から8年、犠牲者19人に祈り捧げる

 相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害され、職員を含む26人が重軽傷を負った事件は26日で8年を迎えた。園では追悼式が催され、元職員らが花を手向け、追悼の祈りを捧げた。

 式典には当時の入所者や遺族、元職員ら約90人が参列した。

 入所者を代表して登壇した奥津ゆかりさん(55)はいま、園の非常勤職員として働き、故郷にあるグループホームで生活することを夢見ている。「私は園の洗濯場で頑張って働いています。グループホームの体験利用にもチャレンジしています。いつか園を出ることになると思いますが、皆さん、これからも天国から見守ってください」と犠牲となった仲間らに語りかけた。(井石栄司)