「告発女性への素行調査」でドロ沼裁判の様相…このタイミングでSNSを再開した松本人志がいちばん恐れていること

AI要約

松本人志と週刊文春が裁判をそっちのけにして場外乱闘を繰り広げている。

被害女性を出廷させないように「妨害工作」が行われている可能性がある。

松本のSNS発信がセンスを失い、テレビでも存在感が薄れている。

■被害女性を出廷させないよう「妨害工作」か

 松本人志と週刊文春(以下文春)が裁判そっちのけで場外乱闘を繰り広げている。

 先に仕掛けたのは文春側にいわせれば松本の代理人である田代政弘弁護士からだったという。

 松本人志から性的被害を受けたと文春で告発し、法廷でも証言すると語っているA子さんに対して、田代弁護士側は出廷させないようさまざまな妨害工作をしてきたというのである。

 文春と松本は名誉毀損訴訟の真っ最中だから、文春のいうことがすべて正しいとは思わない。だが、もし幾分かでも事実だとすれば、田代という弁護士は真実の追求なんぞそっちのけで、どんな手を使ってでも裁判を有利に進めたいという一念で凝り固まっているように思える。

 しかし、松本を蔑(ないがし)ろにして弁護士が勝手に動くわけはないから、合意の上なのであろう。

 こうしたやり方を見ると、私は、松本人志は相当焦っているように思われる。マリー・ローランサン風にいえば、自分が“もっとも哀れな忘れられたお笑い芸人”になってしまうことに怯えているのではないか。

■SNS発信を再開したが「センスがなくなった」

 文春が松本の性加害疑惑を報じたことに対して、松本側は名誉毀損だとして5億5000万円の損害賠償を求めた。裁判は3月から始まったが、決着がつくまで2~3年はかかるといわれる。

 これまで沈黙してきた松本はここへきてSNSで定期的に発信し始めている。だが、受け手側の反応は「センスがなくなった」「面白くなくなった。いなくてもなんの問題もないことがわかった」という厳しい声が多くなってきているようだ。

 少し前になるが、3月27日にTBSが定例会見で、松本人志がMCを務めていた「クレイジージャーニー」について言及したとデイリースポーツデジタル版(3月27日)が報じていた。

 「松本は芸能活動休止後、2月19日の放送回から姿を消している。その後の影響を問われ、コンテンツ戦略局長の三城真一氏は『視聴率っていろんな変数があると思うんで、一概になんとも言えないけど』としながら『基本的には大きな影響はない』と説明した。

 また、『楽しみにされてる方にとってはやっぱりちょっと物足りないっていう所もあるでしょうし』と視聴者の心情を推察しつつ『(松本が)いらっしゃらなくても、この番組はこういうことをやってるから好きっておっしゃる方もいる。目に見えてそれが顕著に影響しているかと言われたらそれに関しては特に見当たりません』とした」

 テレビでも松本の存在感は日に日に薄れていっているようである。