100年前五輪選手の功績紹介 パリ出場納戸さん、福岡で

AI要約

パリ五輪開幕100年前の舞台であるパリで、1924年大会に出場した陸上日本代表の納戸徳重さんの記念品が展示されている。納戸さんは後に九州一周駅伝の創設に尽力し、久留米市の体育館でその功績が伝えられている。

東京高等師範学校の学生だった納戸さんは400、800メートルや十種競技に参戦し、日本の五輪歴史に貢献した。同じ大会には五輪マラソン選手の金栗四三さんも出場しており、2人の関わりが九州一周駅伝の礎となった。

 7月26日に五輪が開幕するパリは、100年前の五輪の舞台でもあった。1924年大会に陸上日本代表で出場し、後に九州一周駅伝(2013年終了)の創設に尽力した納戸徳重さんの記念品が出身地福岡県久留米市の体育館で展示されている。寄贈した孫の吉徳さんは「久留米から100年前の五輪出場選手が出たことを知ってほしい」と話している。

 東京高等師範学校(現筑波大)の学生だった納戸さんは400、800メートルと十種競技に参戦した。同じ大会には、12年ストックホルム大会で日本初の五輪マラソン選手となった金栗四三さんも出場。2人が関わり、52年に創設された九州一周駅伝は「駅伝王国九州」の礎となった。