巡視艇で日当水増し受給 全国400隻超で調査へ 海保

AI要約

海上保安庁は19日、佐世保海上保安部所属の巡視艇など5隻で航海日当の不正受給があったことを発表。

不正受給が確認された5日分だけで、全23人が計約1万3000円を不正に受け取っていた。

全国の巡視船など411隻を対象に同様の不正がないか調査を行う。

 海上保安庁は19日、佐世保海上保安部(長崎県佐世保市)所属の巡視艇など5隻で、一定時間航海した際に支給される「航海日当」の不正受給があったと発表した。

 同様の不正がないか、全国の巡視船など411隻を対象に調査する。

 海保によると、航海日誌に水増しした業務時間を記載して日当を過大請求。確認された5日分だけで、5隻の船長以下の全23人が計約1万3000円を不正に受け取っていたという。

 公益通報で発覚し、内部調査に船長らは不正請求を認めたという。全国調査では、航海日誌が残る過去3年分にさかのぼって調べる。