都議補選の9選挙区、192万人が都知事選に投票も4万人が〝スルー〟八王子で差が顕著

AI要約

東京都議補選の投票率が都知事選より低かったことが報告された。

投票率の差が最も大きいのは八王子市で、最も近かったのが品川区だった。

都議補選と都知事選の投票率の差は、選挙期間や報道量の影響を受ける可能性があると指摘されている。

都議補選の9選挙区、192万人が都知事選に投票も4万人が〝スルー〟八王子で差が顕著

7日に9選挙区で投開票された東京都議補選の投票率は、同日に投開票された都知事選に比べ、それぞれの選挙区で2・35~0・55ポイント低かった。9選挙区(各欠員1)で都知事選に投票したのは192万8260人で、都議補選に投じたのは188万7229人。単純計算で4万1031人が都知事選に投票したものの、都議補選には投票したなかったことになる。

都議補選が行われた9選挙区では、原則、各投票所に都知事選と都議補選の投票箱が置かれており、有権者は同じタイミングで投票できる。

都知事選と都議補選の投票率の差が最も大きかったのは八王子市。都知事選の投票率は58・02%、都議補選は55・67%で差は2・35ポイント。両選挙の投票率が最も近かったのが品川区。都知事選の投票率は61・44%で、都議補選は60・89%で差は0・55ポイントだった。

令和2年7月の都知事選と同日投開票された都議補選4選挙区(同)の投票率も、それぞれの選挙区の自治体で知事選に比べて1・8~0・36ポイント低かった。

都知事選に比べて都議選の投票率は概して低い傾向にある。都知事選の選挙期間は17日間あり、10日間の都議補選より長く、メディアの報道量も多い傾向にある。都選挙管理委員会の担当者も「一般論として有権者にとって都道府県知事選の方が話題に上り、分かりやすいからではないか」と語る。