【独自】「死を覚悟した。人生終わった」首都高・山手トンネルでトラックがタクシーに衝突する瞬間 強引な車線変更が原因か…運転手救急搬送
首都高速道路で10日、タクシーとトラックが衝突する事故が発生。タクシードライバーは救急搬送される。
ドライブレコーダーにより事故の一部始終が記録され、タクシー運転手は「死を覚悟した」と語る。
タクシーは大破し、修理完了まで営業ができなくなる。トラック運転手から謝罪の言葉はないという。
首都高速道路で10日、「山手トンネル」を走行中のタクシーが強引に車線変更をしてきたトラックと衝突する事故が起きた。車は大破し、首と腰を強打したタクシードライバーは救急搬送された。
10日、首都高速道路「山手トンネル」内で起きた事故の一部始終をドライブレコーダーが記録していた。
事故が起きたのは10日。首都高速「山手トンネル」をタクシーが走行中、強引な車線変更をしてきたトラックと衝突した。衝突のはずみでタクシーは回転しながらトラックの前方にはね飛ばされる。
タクシーは、営業を開始する前の移動中で客は乗せていなかったが、50代運転手は「死を覚悟した」と話す。
タクシー運転手:
基本、左車線をずっと走ってたんですけど、大きいトラックが来まして。
恐怖がありましたね。もう迫ってくる恐怖。
普通でしたらクラクション鳴らしたりするじゃないですか。もうその余裕もないんです。
1回ぶつかった後、車が横になってるんです。
そこにあのトラックが来てて、もうそのとき私は死を覚悟した。これで人生終わった、死ぬって思ったんですけど。
映像を確認すると、トラックは合流地点から右側の車線に入り、タクシーが走行していた左側の車線まで躊躇することなく向かっているのが分かる。
タクシー運転手:
あの時間帯、すごくガラガラだったんです。
何も見ないで来たみたい、確認はしてないみたいですね。
男性は、首と腰を強打して救急搬送され、翌日まで入院することになったという。
タクシー運転手:
首とか腰の強打、むち打ちですかね。
入院は3日間って言われたんですけど、翌日に出まして。その時の状況では、脳と内部損傷は大丈夫っていうことだったんですけど。大きな事故の中では恵まれてた。
事故後のタクシーの写真を確認すると、衝突されたと見られる右の後ろの部分が大きく損傷しているのが分かる。
男性は、個人タクシーの運転手で、修理が完了するまで営業ができないと話す。
タクシー運転手:
(修理の)見積もりを出すだけで1カ月以上かかるということで。
それで修理となるとその間2カ月か3カ月とか、何もない状況になってしまう。
これだけで何カ月も仕事できなくなってしまうので…。
トラックの運転手の所属する会社からは1度連絡はあったものの、運転手から謝罪の言葉は何もないという。
タクシー運転手:
普通でしたらこれだけ大きいことがあると謝ったりするじゃないですか。
これだけのことをやって、何も電話でさえ謝りもしないので、そこら辺も私、許せない部分なんですね。人としてどうなのかなっていうので。
(「イット!」 7月18日放送より)