神奈川県でも米軍関係の性犯罪者2件が非公表に 県警「特別扱いではない」

AI要約

神奈川県内で2021年からことし6月末までの間に米軍関係者による性犯罪事件が2件発生しており、いずれも非公表となっていたことが明らかになった。

警察が起訴猶予や不起訴処分とした2件の性犯罪事件について、被害者保護や二次被害の防止を理由に公表しなかったことが報告された。

過去の神奈川県内での米軍関係者による性的暴行事件の検挙件数は31件に上るが、それらが公表されたかどうかについての情報は不明である。

神奈川県でも米軍関係の性犯罪者2件が非公表に 県警「特別扱いではない」

神奈川県内で2021年からことし6月末までの間に米軍関係者による性犯罪事件が2件発生していましたが、いずれも非公表になっていたことが分かりました。

神奈川県警は去年、強制性交致傷容疑で米軍人1人を書類送検し、ことし、不同意わいせつ容疑で米軍属を逮捕しましたが、公表していませんでした。

2人はいずれも起訴猶予か不起訴処分になっているということです。

警察は非公表とした理由について「被害者のプライバシーや二次被害の防止などを総合的に判断した」と説明しました。

また、国籍に関わらず性犯罪事件においては被害者保護の観点から公表しない事件は複数あり、今回の件について米軍関係者であることを理由とした特別扱いについては否定しました。

神奈川県内では1993年から2020年までに米軍関係者による性的暴行事件の検挙件数は31件にのぼりますが、当時、公表したかどうかについては確認が取れないということです。