「特別扱いはしていない」神奈川県内で発生したアメリカ軍関係者による性犯罪 2件非公表 神奈川県警

AI要約

神奈川県内で発生した2件のアメリカ軍関係者による性犯罪事件が警察によって非公表とされていたことが発覚しました。

警察は特に米軍関係者を特別扱いしておらず、事件の公表が公益上の必要性や被害者のプライバシー、公判への影響などを総合的に勘案して慎重に判断していると表明しています。

また、捜査関係者は性犯罪事件では、被害者保護の観点から犯人の国籍に関わらず公表しない場合があると述べています。

「特別扱いはしていない」神奈川県内で発生したアメリカ軍関係者による性犯罪 2件非公表 神奈川県警

アメリカ軍関係者による性犯罪事件をめぐり、神奈川県内で発生した2件の性犯罪事件について、警察が非公表としていたことがわかりました。

神奈川県警は「米軍関係者だからといって、特別扱いはしていない」としています。

警察によりますと、記録が残っている2021年から今年6月末までの間で、アメリカ軍関係者による性犯罪2件について、公表していなかったということです。

この2件は、2022年にアメリカ軍人が強制性交致傷の疑いで書類送検されたものと、今年、不同意わいせつの疑いでアメリカ軍属が逮捕されたものだったということです。

警察は、事件の公表について「公益上の必要性や被害者などのプライバシーへの影響、公判への影響などを総合的に勘案し、慎重に判断している」「米軍関係者だからといって、特別扱いはしていない」としています。

また、捜査関係者は「性犯罪事件では、被害者保護の観点から犯人が日本人でも外国人でも公表しないことはある」と話しています。