「『好き』と『推し』の違いとは何か説明してください」で出てきた秀逸な回答・ベスト4

AI要約

大喜利ブームを受けて、『大喜利の考え方』から抜粋した内容を紹介。大喜利の思考法や面白い回答の例を紹介しながら、素材の数を出すことの重要性を強調。

回答例では、「好き」と「推し」の微妙な違いを対比させて解説。回答を考える際には、素材の数を出すことと微妙なニュアンスの対比が重要。

大喜利に取り組む際のステップとして、「お題 → 素材 → 加工」という流れを示し、一つの補助線として提案している。

「『好き』と『推し』の違いとは何か説明してください」で出てきた秀逸な回答・ベスト4

 「『好き』と『推し』の違いとは何か説明してください」で出てきた秀逸な回答とは?

いまや空前の「大喜利ブーム」。大喜利のように「斜め上の発想を出す」というスキルは、「面接での一言」「LINEでのうまい返し」「新企画のアイデア」などに使える“万能スキル”でもある。そんな大喜利について、世界で初めて思考法をまとめた話題の著書『大喜利の考え方』では、「どうすれば面白い発想が出てくるのか」「どんな角度で物事を見ればいいのか」などを超わかりやすく伝えてくれている。まさに「面白い人の頭の中」が丸わかり。そこで、この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、大喜利的な思考法を詳しく解説する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)

● さあ「大喜利」に取り組もう

 みなさんにぜひ「大喜利」に取り組んでほしい。

 そうはいっても、どうやって大喜利に取り組めばいいのか、わかりませんよね。

 ここで、1つの補助線を引きましょう。

 それが、「お題 → 素材 → 加工」というステップです。

 まずは、「お題から連想する素材」をどんどん出すことです。

 <お題>

「『好き』と『推し』の違いとは何か説明してください」選手権

 というお題を元にしましょう。

 「好き」と「推し」は、普通だったら混同して使いがちです。

 しかし、推しがいる人は明確に使い分けています。

 その微妙なニュアンスを言語化してほしいお題です。

 <回答>

・他人にゆずれないのが「好き」

 他人におすすめできるのが「推し」

 ・前を向いててほしいのが「推し」

 振り向いてほしいのが「好き」

 ・「好き」は幸せにしたくなる

 「推し」は幸せになってほしいできることをサポートして本人の行き先を見守る

 ・「好き」は独占したい

 「推し」共有したい 

 大喜利で大事なのは、いきなり面白いことを考えることではなく、とにかく素材の「数を出す」ということです。

 その素材を上の例のように微妙なニュアンスを対比させることで、回答が出せます。

 特に決定的な違いとして表現している「ゆずれない」と「共有したい」の対比がわかりやすいですよね。

 「1つだけひねりを加える」という方法です。

 こういうテクニックには、いくつかパターンがあるので、ぜひ身につけてみましょう。

 (本稿は、『大喜利の考え方』から一部抜粋した内容です。)