岡山・津山城跡で石垣が崩落 大雨の影響 19日まで休園に

AI要約

大雨の影響で津山城跡で石垣が崩壊し、観光客は無事だったが公園は休園。

石垣の崩壊は二の丸部分で幅20~30メートル、高さ12~13メートルにわたる。

津山城は日本3大平山城で江戸時代に築かれ、桜の名所としても知られている。

岡山・津山城跡で石垣が崩落 大雨の影響 19日まで休園に

 大雨の影響で15日、岡山県津山市山下の国史跡「津山城跡」(鶴山公園)の石垣の一部が崩れた。市や公園を管理する市観光協会によると、崩落したのは、二の丸部分の石垣で、幅20~30メートル、高さ12~13メートルにわたる。当時、観光客がいたが、けが人はなかった。市などは付近を立ち入り禁止にし、19日まで公園を休園するという。

 午後4時ごろ、近くの工事現場の作業員から「石垣が崩れた」という連絡が市観光協会にあった。同協会の職員もゴロゴロという地鳴りのような音を聞いたという。崩落した石には一辺が1メートルを超えるものもあった。

 当時、市内には大雨警報も出されており、気象庁によると、午後3時51分までの1時間雨量は46ミリに上った。

 津山城は「日本3大平山城」と称され、江戸時代に初代藩主の森忠政によって築かれた。現在は桜の名所としても知られている。(礒部修作)