岡山の津山城跡で石垣が崩落、大雨警報中に長さ20~30メートルにわたり土砂ごと流出

AI要約

午後4時10分頃、津山城跡で石垣が崩れる事故が発生。作業員から報告があり、けが人はなし。

崩落した石垣の長さは20~30メートルで、内側の土砂が流出。大雨警報が出ていた。

2年前から変形が見られていた石垣の原因調査を実施中。公園は休園し、対応を協議するとのこと。

 15日午後4時10分頃、岡山県津山市山下の国史跡・津山城跡(鶴山(かくざん)公園)で、「石垣の一部が崩れている」と近くで工事をしていた作業員から、公園を管理する市観光協会に連絡があった。

 市によると、崩落したのは二の丸南西の長柄櫓(ながえやぐら)跡下の石垣で、高さ12~13メートル、長さ20~30メートルにわたり内側の土砂ごと流出していた。開園中だったが近くに人はおらず、けが人はなかった。

 津山市には当時、大雨警報が発表されており、同日午後3時50分までの1時間雨量は46ミリに達していた。

 崩落があった石垣付近は変形が見られていたことから、市が2年前から計測などを実施し、原因を調査していたという。公園は19日まで休園とし、市は国や県と対応を協議するという。