15日(月)九州中心に梅雨末期の大雨続く 土砂災害や浸水に厳重に警戒

AI要約

九州北部では線状降水帯による大雨の影響で土砂災害や浸水に注意が必要。

15日は九州を中心に大雨が続く見込みで、各地で地盤が緩んでいるため警戒が必要。

熱中症警戒が出ている地域もあり、猛暑や暑さにも警戒が必要。

15日(月)九州中心に梅雨末期の大雨続く 土砂災害や浸水に厳重に警戒

 15日(月)の海の日も、梅雨前線は山陰沖~東日本に停滞し前線の活動が活発な状態が続く見込み。午前中にかけては、九州北部では線状降水帯が発生しやすい状況が続くため、土砂災害や浸水などに厳重な警戒が必要。九州~関東も広く大気の状態が不安定で、大雨の所がある見込み。

 3連休最終日の15日(月)も、停滞する梅雨前線の影響で九州を中心に大雨が続く見込み。14日(日)は長崎県で線状降水帯が発生したが、15日(月)午前中にかけても、九州北部では線状降水帯が発生し、大雨の災害が急激に高まるおそれがある。長崎県五島では、48時間雨量が300ミリを超えた所もあり、各地で地盤が緩んでいるため、土砂災害や浸水などに厳重な警戒が必要。九州~関東も引き続き、広い範囲で大気の状態が不安定で、局地的に大雨になる見込み。危険な崖や川には近づかず、安全な場所で過ごしたい。

 15日(月)は、沖縄県や鹿児島県・奄美・東京都の小笠原に熱中症警戒アラートが発表されている。北海道も晴れて気温上昇。各地の最高気温は、那覇35℃、鹿児島31℃、札幌30℃の予想。各地で蒸し暑くなるので、熱中症に警戒。

 16日(火)には、前線の活動は弱まるが、西・東日本では、日中の気温の上昇により大気の状態が不安定になり、雨や雷雨の所がある見込み。17日(水)~は、梅雨前線は次第に北日本に北上するため、北陸や北日本で雨が降る所が多くなりそうだ。一方で、九州~関東は、晴れて30℃以上の真夏日になる所が多く、厳しい暑さが続く見込み。まだ曇りや雨の日もあるが、梅雨明けする地域も出てくる可能性がある。その後、来週は猛暑日になる所もあり、広い範囲で猛暑に警戒が必要になりそうだ。

(気象予報士・大隅智子)