トランプ氏銃撃 流血しながら拳突き上げる衝撃写真 撮影カメラマンは2021年にピューリッツァー賞受賞

AI要約

トランプ前大統領がペンシルバニア州で銃撃を受ける。中継映像にはトランプ氏が血を流しながら拳を突き上げる様子が映し出された。

写真はAP通信カメラマンによって撮影され、SNSで広く拡散されている。銃撃の瞬間や周辺の様子をとらえた画像は世界中に伝えられた。

AP通信カメラマンは過去にも重要な事件を撮影し、2021年にはピューリッツァー賞を受賞している。

トランプ氏銃撃 流血しながら拳突き上げる衝撃写真 撮影カメラマンは2021年にピューリッツァー賞受賞

 米ペンシルバニア州で13日に演説中だったトランプ前大統領が銃撃を受けた。米メディアなどが伝えた。

 CNNテレビの中継などによると、トランプ前大統領は一旦、壇上で身を伏せたが、警護担当が駆け寄ると立ち上がり、力強く右の拳を突き上げた。右耳からは流血がみられた。

 特に、アメリカ国旗をバックに、血を流しながら拳を突き上げるトランプ氏の画像がSNS上でも続々と拡散された。撮影したのはAP通信カメラマンのエバン・ブッチ氏。同じ現場には同社カメラマンのジーン・パスカー氏もおり、銃撃の瞬間のほか、周辺の様子をとらえていた。一連の写真は全世界に配信され、その衝撃を伝えた。

 ブッチ氏は自身のインスタグラムでもこの一枚をシェア。フォロワーからは「ピューリッツァーを今すぐ渡して!」「この時代で最も象徴的な写真の一つ」「プレッシャーの中でも落ち着いて、よくやった。あなたが無事でよかった」「政治的信条や立場に関係なく、この画像は伝説的」などと続々とコメントが寄せられた。

 ブッチ氏は、2020年5月に米ミネアポリスで起きた白人警官による暴行で黒人男性が死亡した事件をめぐる抗議行動を撮影。AP通信チームの一員として、2021年ピューリッツァー賞速報写真部門を受賞した。