口は出すけどお金は出さない義母、お姫様気分な義妹… 「私の中で何かが終わった」 “義理の家族”と仲良くすべき?適切な距離感は

AI要約

義理の実家や親族との関係で悩む人々の声が挙がっている。例えば、自分の価値観や生活スタイルを押しつける義理の母親にストレスを感じる人や、甘やかされて育った義理の妹との生活に疲れ果てた人などがいる。

これらの悩みから、義理の家族との距離感を模索する人も多い。一部の人は絶縁状態にまでなってしまうほど関係が悪化しているケースもある。

義理の親族との関係性に苦しむ人々の中には、妊娠や出産を通じてさらなるストレスを抱える人もいる。過干渉で厳しい態度を取る義親によって、精神的・身体的な負担が増している場合もある。

口は出すけどお金は出さない義母、お姫様気分な義妹… 「私の中で何かが終わった」 “義理の家族”と仲良くすべき?適切な距離感は

 夏休みが近づき帰省を楽しみにする人も多い一方で、聞かれるのが「義理の実家に行くの憂うつすぎる」「嫌味も言われるし気疲れするだけ」といった“帰省ブルー”の声。みんなのウェディングが行った調査によると、3人に1人が義理の両親が「苦手」と回答している。

 実際にどんな悩みがあるのか、またパートナーの親族との適切な距離感について、『ABEMA Prime』で考えた。

 キラリンさん(結婚19年目・女性)は、自身のライフスタイルを押しつける義理の母親が苦手だという。「野菜はスーパーで買うな。農協に行くのが主婦の務めだ」と電話で怒鳴ってきたり、家事や育児に口うるさい一方で、孫へのお年玉は「中身が空のポチ袋」、誕生日プレゼントは「冷蔵庫にあった冷やし中華」と、口は出すけどお金は出さない性格。

 一番許せなかったのは、看護師だった実の母親が亡くなった時の発言。「看護師のくせに自分の健康管理もできないのか」と言われ、キラリンさんは「その時に私の中で何かが終わった」。こうしたことが積み重なり、実家に帰る日が近づくと胃潰瘍になるなど体に支障をきたすように。夫と相談の上、義理の実家とは「ほぼ絶縁状態」になった。

 義理の家族と同居中の斎藤さん(結婚15年目・女性)は、両親だけでなく義理の妹にも思うところがある。「生活費を払わない、家事を何もしない、上げ膳・据え膳も当たり前。7歳の娘のほうが手伝ってくれる」。

 家族が甘やかし、「お姫様状態」の義妹。彼氏を家に連れてくる時も、日にちを突然告げてきたという。「は?って。その日は私が夕食担当だった」。結局、家族含めて9人分の食事を作り、後片付けまで斎藤さんが行うハメに。同居する前の自分に言えるなら、「絶対やめとけ!目を覚ませ」ということだ。

 めぴさん(結婚2年目・20代女性)は、子どもが2人いる4人家族。仕事での関わりは直接ないものの、義両親が経営する会社の系列会社に勤務している。義父母はどちらも50代、義母は夫が大好きで、過保護かつ過干渉。何にでも口出しし、相談しないと怒るという。

 婚姻届を出す日の朝には、義母が「息子はあなたと結婚して大丈夫かな」と号泣。妊娠してからは、エコー写真を見せると「なんか気持ち悪いね」と反応したり、つわりで気持ち悪いにもかかわらず「洗い物はその日のうちに洗ってほしい」と要望したり、お祝い事で寿司を買ってきても「めぴちゃんは食べれないから、他のもの食べなね」と言い放つ。また、切迫気味で安静にする必要があった時期にもかかわらず、「会社の研修なんだから」と、無理やり富士急旅行に連れて行かれることもあった。

 義両親とは半年同居し、現在は別居している。しかしその後も、母の日に贈り物を郵送すると、「私はこれ宅配便にもらったと思ってるから」との反応。出産2週間後には、体調が悪いにもかかわらず、義父母と義祖母、義妹とその彼氏が「その日しかない」と突然来訪した。0歳児をたらい回しに抱っこしたり、身なりがボサボサなのに無理やり集合写真を撮影したりし、後日、夫から嫌だったことを伝えると逆ギレされたそうだ。

 迷惑がっているめぴさんをよそに、義母は「悪気がなく、むしろ『めぴちゃん好き』という感じ」の振る舞いだという。「嫌だと伝えると、『私はいいと思ってやっているのに、嫌なのね』とふてくされた。今は『義両親はお金』と割り切っている」。

 義両親との人間関係では、夫とケンカが絶えず、一時は離婚危機にもなった。「夫は育てられた義母の肩を持つ。毎日大ゲンカだったが、『離婚はしたくない』と言われていた。でも、私には実家がなく、妊娠中だったため同居も解消できず、地獄の日々。私が精神科に行くぐらいまで追い込まれたことで、夫もさすがに目が覚めた。義母は『産んだ後も一緒にいると思っていた』と言っていたが、スルーして出ていった」と明かした。