岸田首相を牽制か 自民・茂木幹事長、総裁在職は「3年以内がいい」

AI要約

自民党の茂木敏充幹事長は、党総裁の在職期間について3年以内が適切だと述べた。

茂木氏は総裁選で再選を目指す岸田文雄首相に牽制をかけた発言を行い、波紋を呼ぶ可能性がある。

茂木氏は首相との不仲説を否定し、総裁選に立候補する意欲を示している。

 自民党の茂木敏充幹事長は12日配信のインターネット番組で、党総裁の在職期間について「3年以内がちょうどいい」との考えを示した。9月で3年を迎える岸田文雄首相(党総裁)に対し、総裁選で再選を目指すことを牽制(けんせい)した格好で、現職幹事長の発言だけに波紋を呼ぶ可能性がある。

 茂木氏は番組で、総裁の在職について「5年だと長すぎる」と持論を展開。「目標設定をして3年以内にやり切ると約束し、『それができないぐらいなら自分は続けません』という思いでやることだ」と語った。

 総裁選に向けて首相が再選をにらむなか、立候補に意欲を示している茂木氏。取りざたされている両氏の不仲説については「口もきかないほど仲が悪いという話もあるが、昨日も話した」と否定した。(藤原慎一)