関電、乾式貯蔵施設の設置申請 大飯・美浜原発内、規制委へ

AI要約

関西電力は、福井県の大飯、美浜両原発内に使用済み核燃料の乾式貯蔵施設を設置する申請を原子力規制委員会に提出した。

計画では、最大350トンの使用済み燃料を33基の専用容器に入れて陸上で空冷保管する予定だ。

関電は2030年までに福井県の3原発内5カ所で合計700トンの使用済み燃料を保管する施設を運用開始することを目指している。

 関西電力は12日、使用済み核燃料を一時保管する乾式貯蔵施設について、福井県の大飯(おおい町)、美浜(美浜町)両原発内への設置計画の審査を原子力規制委員会に申請した。

 今年3月、申請に対する立地町や同県の了承を得ていた。

 申請したのは、両原発内3カ所に設置するための原子炉設置変更許可。最大で使用済み燃料計約350トンを33基の専用容器に入れて、それぞれパネルで覆って陸上で空冷保管する。

 関電は2030年ごろまでに、福井県の3原発内5カ所で使用済み燃料計約700トンを保管する施設の運用開始を目指している。今年3月には、高浜原発(高浜町)内に設置予定の2カ所のうち一つについて規制委に審査を申請した。