岸田首相「国民におわび」特定秘密漏洩など防衛省不祥事について 自民総裁選対応は考えず

AI要約

岸田文雄首相が防衛省の不祥事について謝罪し、関係者の処分を行う方針を示した。

木原稔防衛相に対して強力なリーダーシップを期待し、国民の信頼回復に全力を挙げると述べた。

自民党総裁選への対応については、先送りできない政治改革を含む課題に全力を注ぎ、結果を出すことを重視していると語った。

岸田首相「国民におわび」特定秘密漏洩など防衛省不祥事について 自民総裁選対応は考えず

【ワシントン=千葉倫之】岸田文雄首相は11日夜(日本時間12日午前)、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議など米国訪問の日程を終えて記者団の取材に応じ、特定秘密漏洩(ろうえい)など防衛省で不祥事が相次いでいることに関し「国民にご心配をおかけしていることをおわび申し上げる」と述べた。

首相は12日に関係者の処分を行うと報告を受けていると説明。木原稔防衛相の責任に関しては「強力なリーダーシップを発揮し、防衛省自衛隊の組織の早急な立て直し、防衛体制を万全なものとする。こうしたことに取り組むことによって、国民の信頼回復に全力で当たってもらわなければならない」と述べた。

一方、9月の自民党総裁選への対応を問われ「先送りできない課題、政治改革を含めて内外の課題について全力で今取り組んでいる。こうした課題において結果を出すことに全力を挙げているところであり、それ以外のことは今考えていない」と重ねて語った。