海上自衛隊の護衛艦が中国の領海を航行 防衛省関係者

AI要約

海上自衛隊の護衛艦が中国の領海を航行し、中国軍のミサイル発射訓練の警戒監視に当たった。

無害通航権と中国の国内法との関係について異例の行動であることが強調された。

防衛省は詳細な経緯を調査中である。

海上自衛隊の護衛艦が中国の領海を航行 防衛省関係者

海上自衛隊の護衛艦が中国の領海を航行していたことが防衛省関係者への取材でわかりました。

防衛省関係者によりますと、海上自衛隊の護衛艦「すずつき」が今月4日、台湾北側の東シナ海に位置する中国の領海を一時航行しました。

周辺の海域では中国軍の艦艇によるミサイル発射訓練が行われていて、「すずつき」は警戒監視に当たっていたということです。

国際法上、船舶には沿岸国の安全を害さず領海を通行する無害通航権が認められていますが、中国の国内法は事前の許可を求めていて、今回、すずつきは事前の連絡は行っていなかったということです。

護衛艦が中国の領海に入ることは異例のことです。

防衛省は、艦長に聞き取りなどを行い、詳しい経緯を調べています。