「真相解明にこだわりたい」東京地検検事正に竹内寛志氏が就任

AI要約

竹内寛志氏が新東京地検検事正に就任し、真相解明に徹底して取り組む意向を表明。

竹内氏は適正な手続きを重視し、事件の真相を明らかにすることを強調。

竹内氏は過去に様々な要職を歴任し、2023年1月からは水戸地検の検事正を務めていた。

「真相解明にこだわりたい」東京地検検事正に竹内寛志氏が就任

東京地検の検事正に新たに就任した竹内寛志氏が記者会見を開き、「適正な手続きのもと、真相の解明に徹底してこだわっていきたい」と抱負を語りました。

竹内寛志 新東京地検検事正

「事案の真相解明と、適正な科刑の実現という検察の基本的な役割を全うすべく、真摯に力を尽くしてまいります」

きのう付で東京地検の検事正に就任したのは竹内寛志氏(59)です。

記者会見で竹内氏は、目指すところは「真相解明の職人」だとし、「適正な手続きのもと、真相の解明に徹底してこだわっていきたい」と抱負を語りました。

河井克行元法務大臣による選挙買収事件で、一部の検察官の取り調べが最高検から不適正と認定されたことについては、「被疑者の供述が『本当かもしれない』と一旦受け止め、客観証拠とほかの証拠を照らし合わせて、それがうそなのか本当なのかを吟味していくのが取り調べのあるべき姿」と語りました。

否認するほど勾留が長引くいわゆる「人質司法」との批判については、「我々は単に否認しているから保釈に反対しているのではなく、証拠隠滅や逃走の恐れがあるからで、そこは誤解があると思う」と強調しました。

竹内氏は1993年に任官し、東京地検特捜部副部長、特別公判部長や刑事部長、甲府地検検事正などを歴任していて、2023年1月からは水戸地検の検事正を務めていました。