検察のナンバー2、東京高検検事長が就任会見 「安心して暮らせる社会を」

AI要約

東京高検の新検事長である齋藤隆博氏が安心できる社会の実現を目指す抱負を述べました。

齋藤氏は公平さと公正さ、信頼を基盤に検察官の力を向上させる方針を示しました。

さらに、日本版「司法取引」制度の導入に関わっており、その定着を目指す考えを述べました。

検察のナンバー2、東京高検検事長が就任会見 「安心して暮らせる社会を」

 検察のナンバー2である東京高検の検事長に齋藤隆博氏が就任し、「安心して暮らせるよう安全な社会を作り維持したい」と抱負を述べました。

    

「これまで35年検事をやってまいりましたが、検察の行うべきは国民の皆様が安心して暮らせるよう安全な社会を作り維持することだと考えております」(東京高検・齋藤隆博検事長)

 齋藤隆博氏(61)は、東京地検特捜部長や最高検次長検事などを歴任し、9日付で東京高検の検事長に就任しました。

 就任会見で齋藤氏は、「検察の基盤は公平さ公正さに対する国民の皆様の信頼にある」と述べました。そのうえで、金融庁など関係機関との連携や出向を通じて、検察官の能力や知見の向上に努める考えを示しました。

 また、印象に残っている事柄として最高検に在籍していた際に関わった、いわゆる日本版「司法取引」制度の導入をあげ、「1つ1つの運用実績を積み上げるなかで、制度の定着を図っていくことができれば」と話しました。(ANNニュース)