広島の日立造船子会社に立ち入り 燃費データ改ざん問題、国交省

AI要約

日立造船の子会社「アイメックス」と「日立造船マリンエンジン」が船用エンジンの燃費データ改ざんで国土交通省に立ち入り調査を受けた。

アイメックスは1999年以降414台、マリン社は950台のエンジンでデータ改ざんが行われ、1364台で不正が発覚。

改ざんされたデータは海洋汚染防止法の規制に関連する窒素酸化物(NOx)の排出量を算出するために使用されていた。

 日立造船の子会社「アイメックス」(広島県尾道市)による船用エンジンの燃費データ改ざんで、国土交通省は10日、尾道市の同社工場を立ち入り調査した。改ざんは同じく子会社の「日立造船マリンエンジン」(熊本県長洲町)でもあり、8日に立ち入り調査している。

 日立造船によると、アイメックスは1999年以降に出荷した414台でデータを改ざんし、エンジン性能を示す書類に実際とは異なる数値を記載していた。マリン社は950台で、両社の改ざんは計1364台。データは、海洋汚染防止法で規制する窒素酸化物(NOx)の排出量を算出するのに使われる。