司法試験、8都市でスタート 院在学中受験は2年目

AI要約

法科大学院修了者を対象とした司法試験が全国8都市9会場で開催された。試験は論文式と短答式で構成され、合格発表は11月6日予定。

昨年の受験者数は3928人で、合格者は1781人となり政府目標に達成。手書き試験からパソコン解答形式への移行も検討されている。

司法試験予備試験は14日にスタートし、合格すれば法科大学院修了が不要な受験資格が得られる。

 法科大学院修了者らを対象とした司法試験が10日、全国8都市9会場で始まった。10、11、13日に論文式、14日に短答式が行われ、合格発表は11月6日。昨年からは志望者数の増加につなげるため、翌春に修了が見込まれる院在学中の学生にも門戸を広げている。

 法務省によると、昨年は3928人が受験し、1781人が合格。合格者は8年ぶりに増加し、政府が目標とする「1500人以上」となった。法務省は手書きの負担を軽減させるため、26年から紙の試験からパソコンでの解答形式に切り替える方針を打ち出している。

 通過すれば法科大学院を修了しなくても司法試験の受験資格が得られる予備試験は14日に始まる。