鹿児島県警本部長を不起訴 犯人隠避容疑で告発 地検
鹿児島県警の内部文書漏えい事件に関連し、野川明輝本部長が犯人隠避の容疑で告発されたが、地検は不起訴とした。
野川本部長が警察官の不祥事を隠蔽したとされる事件について、地検は嫌疑なしと判断した。
盗撮事件やストーカー事件、捜査情報漏えい事件に関しても、地検はいずれも嫌疑不十分として不起訴とした。
鹿児島県警の内部文書漏えい事件を巡り、県警の野川明輝本部長が警察官の不祥事を隠蔽(いんぺい)しようとしたなどとして犯人隠避などの容疑で刑事告発され、鹿児島地検が8日までに、いずれも不起訴としたことが同地検への取材で分かった。
処分は5日付。
地検によると、枕崎署員による盗撮事件で野川本部長が捜査を行わないようにさせたとの告発については嫌疑不十分とした。ほかに霧島署員によるストーカー事件や、捜査情報を漏えいしたとして曽於署員が逮捕された事件を隠蔽したなどの告発は、いずれも嫌疑なしと判断した。