日本一低い山「日和山」で山開き 仙台〔地域〕

AI要約

日和山は日本一低い山で、仙台市宮城野区蒲生地区に位置する。毎年恒例の山開き登山では約150人が参加し、短い階段を登りながら登山を楽しんだ。

東日本大震災の影響で標高が3メートルになった日和山は、震災前は6.05メートルだった。大阪市の天保山を抜いて再び日本一の低さを誇る。

震災後に災害危険区域となった蒲生地区では、山開き登山が2014年に復活。散り散りになった住民が集まる機会として活用されている。

 日本一低い山として知られる仙台市宮城野区蒲生地区の「日和山」で、恒例の山開き登山が行われた。参加者約150人は山頂までわずか6段の階段を一歩ずつ踏みしめ、登山を楽しんだ。

 東日本大震災前の標高は6.05メートル。一時は、大阪市の天保山が一位だったが、震災の影響で標高が3メートルになり、日本一に返り咲いた。

 地区は震災後に災害危険区域に指定され、新たに住宅を建てることはできない。移転で散り散りになった住民が集まる機会になればと、有志が2014年に山開き登山を復活させた。