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逮捕の大学院修了生を釈放 公立大青酸ソーダ窃盗事件 大阪地検
大阪公立大のキャンパスでシアン化ナトリウムを盗んだ大学院修了生が処分保留で釈放された。
男性はシアン化カリウムも紛失し、青酸ソーダの一部を盗んだ疑いがあるが、明確な理由は示されていない。
府警は瓶2本の行方を追跡中で、男性は無毒化して廃棄したと説明している。
大阪公立大のキャンパスでシアン化ナトリウム(青酸ソーダ)を盗んだなどとして逮捕された同大大学院修了生の男性(30)について、大阪地検は8日、処分保留で釈放した。
理由は明らかにしていない。
同大は5月16日、計160~250人分の致死量に相当するシアン化カリウム(青酸カリ)と青酸ソーダの瓶各1本を紛失したと発表。大阪府警は同28日、青酸ソーダの一部を袋に詰め替えて盗んだとして男性を逮捕した。6月には知人をおので殺害する準備をした殺人予備容疑で再逮捕したが、地検はいずれも処分保留とした。
府警によると、瓶2本は今も見つかっておらず、男性は無毒化して廃棄したと供述しているという。府警は今後、瓶2本の窃盗容疑などについて任意で捜査を続ける方針。