自民議員有志が首相に申し入れ 監査機関設置や選挙制度改革など

AI要約

岩屋毅元防衛相ら自民党の国会議員有志約10人が岸田首相に政治資金監査の第三者機関設置などを提言

議員有志は選挙制度改革や国会改革にも取り組むよう要望 首相は「思いは同じだ」と受け入れる

宏池会のメンバーも賛同し、国民の信頼回復に向け本気で取り組む姿勢を示す

自民議員有志が首相に申し入れ 監査機関設置や選挙制度改革など

 岩屋毅元防衛相、中谷元・元防衛相、逢沢一郎元国対委員長ら自民党の国会議員有志約10人が4日、首相官邸で岸田文雄首相と面会し、「今こそ日本政治の抜本改革が必要だ」として、改正政治資金規正法で「検討事項」とされた政治資金監査のための第三者機関の設置などに取り組み、早期に結論を得るよう申し入れた。首相は「思いは同じだ。重く受け止める」と述べた。

 議員有志は、選挙制度改革の議論進展▽国会閉会中の憲法審査会開催▽「省庁再々編」をはじめとする行政・国会改革の議論開始――も合わせて申し入れた。中谷氏は面会後、記者団に「党を挙げて本気で取り組まなければ、国民の信頼回復はできないと思うので提言した」と述べた。申し入れ書には20人が賛同したといい、首相が会長を務めた宏池会(岸田派)の堀内詔子元五輪担当相や武井俊輔元副外相らも名を連ねた。【安部志帆子】