加藤こども相、旧優生保護法で原告らに面会し謝罪 原告側「被害者2万5000人に向き合い謝ってもらいたい」

AI要約

旧優生保護法による強制的な不妊手術を受けた被害者に対し、最高裁が国に賠償を命じる判決を言い渡した。

加藤鮎子こども政策担当相が被害者らと面会し、謝罪と賠償の方針を示した。

被害者は謝罪だけでは不十分であり、2万5000人という被害規模に対して真摯に向き合ってほしいと述べた。

障害を理由に強制的に不妊手術を行った旧優生保護法をめぐり、最高裁判所が憲法違反だとして国に賠償を命じる判決を言い渡したことを受け、加藤鮎子こども政策担当相は4日、こども家庭庁で原告らと面会し、謝罪した。

出席者によると、面会で加藤大臣は、真摯な反省と心からの深いおわびの言葉を伝え、賠償を速やかに行う方針を示した。さらに、岸田首相が今月中に原告と面会したい意向であることも伝えた。

原告の北三郎さん(仮名)は面会後、記者団に対し、「(加藤大臣に)謝ってもらったが、それだけではおさまらない。(優生保護法の被害者が)2万5000人もいるということを自覚し、2万5000人に向き合って謝ってもらいたい」と述べた。